130.テストプロセス その⑫
テストプロセスの説明も長期にわたりましたので、一覧できる形で簡単にまとめです。
次回テストプロセス回の締めをして、久しぶりの箸休め回です!
テストプロセスについて思うこと
テストプロセスなんてやってられない!という人もいたりします。
けど、このテストプロセスはリーダーが普段何気なくやってることを活動として明確にした、といったものかと思ってます。
たぶんリーダーは、案件を聞いたら
「あの辺のロジックは開発の人にユニットテスト書いてるか聞いてみないとな。そこが守られているならこっちはこんな感じで進めるか……」
「システムテスト期間3日はほしい……」
なんて計画を考えるでしょうし、
「あそことここもテストしないといけない。あ!あっちのシステムにも影響するじゃん!」
と分析も考えるでしょうし
「あそこのテストは複雑だから整理するか……」
なんて設計を考えるでしょうし
「テスト項目作るか」
と実装もすると思います。
(テスト完了でレポートは決められた業務としてやるかもですが、整理/ふりかえりは飛ばされることが多いと思っていますw)
けれど明確な活動として表したからこそ、今までフンワリとしか考えてなかった各工程について
「何をテストするか1時間みんなで考える時間もうけてみるか」
とか
「このテストどうやるか技法を使ってやってみるか」
などなど、注意を向けられるかと思います。
作者はドキュメントをしっかり残せとまでは言いません(怒られそうだけど)
けど一貫して伝えていることは「考える」ことです。
web/App/ゲームとまわってきた現場でよくみたことが「考えることの放棄」だからです。
とにかくいっぱい触ればいい。
とりあえず仕様をテスト項目にコピペしてPassつければいい。
もしそんな思考停止に気づいたら
「計画はどうなってるんだっけ……」
「何をテストするかは深掘りされてるのかな……?」
「ここのテストは「あかさ」と「test」って入力するだけでよかったかな……?」
「ふりかえりとかデータ整理ってやらなくていいの……?」
とプロセスごとに思い返してみてください。
130話は当初旅行に例えて解説しようとしていた
実は書いている途中まで旅行の話でしたw
「テストプロセスなんてやってられない!」という人に対して「そんな身構えることじゃないんだよ」みたいなことを伝えようと思っていました。
と、描いていたのですが「いや普通にまとめをしよう。現場でありそうな例の方が想像しやすいか」と方向転換した次第です。
供養のためにメモを張り付けておきますw
最近はnotionにメモを描き貯めています。