こんにちは。今はテスターちゃん書籍2巻作成に追われる作者です。
今回はテスト分析、テスト設計の研修/練習で使うための仕様とアプリを作成したので共有します。
会社の研修や練習でご自由に使っていただいてOKです。
仕様
開発したアプリ
https://jam0824.github.io/warikan/
github
目的
仕様書からそのままテストケースを作ると、仕様に書かれた動作をなぞるだけのテストになってしまいます。けれど仕様に全てのことが書かれていることはありません。
例えば最小値については書かれているけれど最大値は書いていない。例外処理については書かれていないことがあります。
今回用意した仕様は、よくあるメインとなる部分だけが書かれた仕様です。
この仕様に書かれたことだけのテストでは全くテストは足りません。
企画者に質問をしてより具体的にする(仕様の抜け漏れを伝えることで問題の作り込みを防ぐ)、行間を読む、といった必要があります。
この仕様とアプリを使って、テスト分析、テスト設計の練習をしてみましょう。
実際に動くアプリも用意したので、テスト実行の練習もできます。
仕様書に書いていないその他の仕様
以下は仕様書に書いていない仕様です。
研修などの実施者は質問に回答するためにお使いください。
- 対応ブラウザはChrome,Edge,Firefox,Android chrome, iOS safari
- 対応OSはWindows8以上、macOS12以上、Android8以上、iOS14以上
- サーバーとのやり取りはなし。クライアント側での処理のみ。
- リロードすると値はリセットされる
- エラーはポップアップで表示
- 整数以外の文字列が入力に入っていた場合は「整数以外の文字が含まれる箇所があります。」を表示
- 合計金額が空だった場合は「合計金額が空です。」を表示
- 合計金額が999999より多かった場合は「合計金額が999,999円以上です。」を表示
- 割り勘をしたい人数が空だった場合は「割り勘をしたい人数が空です。」を表示
- 割り勘をしたい人数が0だった場合は「割り勘をしたい人数が1人未満です。」を表示
- 割り勘をしたい人数が99より多かった場合は「割り勘をしたい人数が99人を超えています。」を表示
- 金額を固定したい人数が99より多かった場合は「金額を固定したい人数が99人を超えています」を表示
- 固定する金額が999999より多かった場合は「固定する金額が999,999円を超えています。」を表示
- 割り勘の金額が1円を下回った場合は「割り勘の金額が1円未満です。」を表示
- エラー発生時は「一人の金額」「不足金額」の表示は0円にする
- 計算された一人の金額は小数切り捨て
パワーポイントのデータ
画像のデータ