「勉強する必要あるんですか?今のままでよくないですか?」
このような質問があったりしたので、「勉強する必要ある?」という動画を作ってみました。
作者の考えもブログの下部に記載しています。
作ったスライド
動画
「仕事まわっているし良くないですか?」は、知識がないため別の方法や問題に気づかない状態
動画の最初にこの話をしています。(他の内容が気になりましたら動画にてです)
「残業もたくさんあるけど、毎回なんとかリリースはできてるし、これでいいか」
という状態だったとしましょう。
本当は今まで通りの結果を得るために、もっと簡単な方法があるかもしれません。
実は問題が発生し始めているかもしれません。
ですが知識がそもそも頭の中にないため、それに気づくことさえできない状態である可能性が高いです。
例えてみます。
"コピー機"を知らなかったとしましょう。
「この資料の複製を作ってくれ」
と言われました。なので一生懸命写生して
「みんなで分担して2時間で終わった!」
こうなりそうです。
そして次頼まれたときも
「前もみんなで分担してすぐ終わったし、残業にはなっちゃうけど今から頑張ってみんなで写生しよう!」
こうなりそうです。
だってこの人は"コピー機"を知らないのですから。
知識(引き出し)がないのでそんな方法があることは発想できません。
思いつくきっかけすらないのです。
知識があると「今まで見えていなかったものが見えてくる」と言い換えられそうです。
「全数組み合わせで500項目もある!? "ペアワイズ法"を使って項目減らすことができるのに……」
「毎日手動でリグレッションテストを回してるの!? "自動テストツール"を使えばいいのに……」
「ここのテスト、全部サーバー側のロジック確認なんだから全部アプリを操作して確認しなくても"APIテスト"で戻り値を確認すればいいんじゃないかな……」
ダブルクォーテーション部分は先の例でいう"コピー機"にあたる部分です。
さて、例に挙げたコピー機で話を進めましょう。
これで周りの人も全員"コピー機"を知らなければ幸せかもしれません。
「あぁ、写すの大変だよね。手伝おうか」
そういってくれるに違いありません。
ただきっと
「書類の複製作業が毎回重いんだよなぁ。どうにかならんものか……」
そう思っていることでしょう。
ただ作業者以外の人が"コピー機"を知っていたらどうでしょう?
「書類の複製作業には5人で6日かかります!」
作業する人は"コピー機"を知らないので写生するとするとこうなるでしょう。
けど知っている人は「ええ!?」と思いそうです。
コピー機を使わないのかな……そう思うかもしれません。
「コピー機を使ったりはしないのです……?」
というかもしれません。
けどここで
「コ…コピ……? いやいやいや無理っ無理です!! そのコ……コピー機?とやらの使い方は全然わからないですし、今まで複製作業は写生することで回っていたんです。上手くいっているのだからそれでいいじゃないですか」
このような感じでしょうか。
勉強をすると「今まで見えなかったものが見える」ようになります。
"コピー機"の存在に気づいて使い方を学んで、業務プロセスが改善され、今まで残業まみれだったものが定時以内に終わるようになるかもしれません。
勉強は大変なので無理強い(むりじい)はしません。
あなたがやりたいと思ったときに勉強するのが一番です。
そのご褒美は。
知識によって視界が開けて新しい世界を見ることができるでしょう。