2023クリスマススペシャル「バグバッシュ大会」
ソフトウェアテストAdvent calendar 2023 の24日目のマンガです。
ちまちまと描いていましたが、ようやく完成です。
ゆっくりでも完成できればいいのです(笑)
以下のマンガと、今回描いたノリエ・きゅんチームのまとめとなります。
2023クリスマススペシャル「バグバッシュ大会」その1 - テスターちゃん【4コマ漫画】
2023クリスマススペシャル「バグバッシュ大会」その2 - テスターちゃん【4コマ漫画】
バグバッシュ
一般的に、チームの様々な役割の人が限られた時間の中で手動テストを行いバグを探し出す手法です。
手動の探索的テストのために普段から我々が利用するアプローチとして、バグバッシュがある。エンジニアのチームと関連人員(マネージャー、プロダクトマネージャー、テストエンジニア、その製品に親しんでいる者全員)が「会議」の予定を設定するが、そのセッションでは、関係者全員が製品を手動でテストするのだ。
よく発表される事例で見かけるのは、マンガの様にイベントとしての実施ですね。
メリットとしては以下のようなことがあります。
- 多角的な観点からのバグ探しができる
- 関係者同士が知識を共有して相互に学びあうことができる
- アイディアの共有により改善のきっかけになる
- エンゲージメントの向上(チームワークの強化、コミュニケーションの促進)
イベントとしてのバグバッシュ
作者はイベントとしてのバグバッシュをまだ行ったことがありません。
ですので実施したことが語られているブログを紹介します。
楽しそうなので、そのうち作者もイベントをやってみたいと思っています(笑)
作者が行ったバグバッシュ
作者がどういったバグバッシュを行ったかを記載しておきます。
その時取り扱っていたものは「音声認識」です。
話した言葉を認識(音声→テキストに変換)して、該当機能を実行します。
完璧に音声→テキストに変換できればいいのですが、声や言い方によってはうまくいかない場合があります。
例えば「天気」と言っているのに「ペンキ」と変換されてしまう人がいる……といったことがあります。
AIの再学習で解決するのはコストが高く、「ルール」で変換をすることが多々あります。先の例では「今日のペンキは?」というテキストになっていたら「ペンキ→天気」と変換してしまうような手法です。
大勢で試してその時に発生した誤変換を一気に処理したかったが開催目的となります(バグバッシュとは違う気もしてきたけど…)
行ったこととしては
- 時間は1時間
- 参加者はテスター、開発者、企画者(8人くらいだったはず)
- そのときリリースしようとしている機能に対して実施
このような感じです。
広い会議室でみんながひたすら声を出していました(笑)
誤変換されて機能が実行ができないときはその場で報告して、開発者がその場で即時修正していきます。
これによって、テスターだけでは出せない問題(声質、言い方など)が一気に出せましたし、それ以外にもテストケースを用いたテストでは出なかった機能的なバグも見つけることができました。
他、「そういえばこの場合はこう言うよね」と今まで気づいてたけど特に言うほどでもない問題を共有してもらえる、誤爆で面白い返事があるとみんなで爆笑するなど和気あいあいと実施させてもらいました。
ただ、開発者はお一人が修正専門にはなってしまってはいました。(そりゃそうなりますよね……)
きゅんちゃん姉のセリフの翻訳
きゅんちゃん、またこったにマンガばし買って~
↓
きゅんちゃん、またこんなにマンガばっかり買って~
「おこづかい足りる?あげよっか?」も本当は津軽弁で書こうと思いましたがさすがに伝わらないのでやめました。
「じぇんこあんな? けらが?」
です。
きゅんちゃん姉の設定
名前:並岡六華(なみおかりっか)
きゅんちゃん(並岡九華)のお姉ちゃん。
青森の役場に勤めている。
ワープロソフト一太郎を自在に操り、役所のみんなから頼りにされている。
それが気に入らないのか、お局様方に嫌味を言われるが本人はそれが嫌味だということにはまったく気づかず楽しくお仕事をしている。
自分では訛っていない方だと思っているが、どこからどう聞いても津軽弁である。
とはいえ周りはみんなもっと訛っているので特に問題はない。
九華(きゅんちゃん)には昔からとにかく甘い。
九華も就職したのに、会うとついついおこづかいをあげてしまう。
家では寒くなると大体ドテラ(はんてん)を羽織っている。
ぞあっ
パロが好きなのと、絵の練習のためにこういうコマをついつい描いてしまいます。
ちなみにトリコ3巻の絵です。
この辺です。