119. テストプロセス その①
テストは「テスト実行」が全てではない
テストについてあまり知らない人は、テストの実行する部分だけしか活動が見えておらず、それが全てだと思っていたりします。
そして、アプリをなんかいっぱい動かして「ちゃんと動くね!」とやればOKだと思っていることさえあります。
しかしこれでは、非効率な上に抜け漏れだらけのテストになってしまうのです。
限られた時間の中で確認すべきことをしっかりと確認するためには、テスト実行の前に、何を、どの段階で、どのようにテストすればいいのかを計画、分析、設計しておく必要があるわけです。
またテストが終わった後も次のテストのために整理をしておく必要もあったりします。
こういった一連のテスト活動を「テストプロセス」と呼びます。
今回からはこのテストプロセスの説明をしていきます。
テストプロセスについてはJSTQBにあわせて説明する予定です。
昔作者はこのシチュエーションはよくあったけれど
その昔はプロジェクトの最後に突然つっこまれて「ちょっとテストして!」ということがよくありました。
テスト=リリース前に仕様通り動くか軽く触って確認する活動、みたいな雰囲気の時代です。
ここ数年は、業界全体のリテラシーが上がったのか、はたまた作者の運がいいのか、そいうことにはならなくなっていますw