69. テストの7原則 その⑨
テストの7原則まとめ
「テストの7原則」に書いていることは普通のことのように思えますが、「言われてみれば…」となることばかりが並んでいます。
69話でも描きましたが、テストの7原則を知らなくてもテストはできます。
けれど知っている場合と知らない場合ではテストの工夫や方針が変わってきます。
テストすべきことは大量にありますが、テストの期間は無限ではありません。
ただただ闇雲にテストをするのではなく、どうすればより効率的・効果的に品質を守れるのか「テストの創意工夫」が必要となってきます。
そのための思考のベースとなるのが「テストの7原則」です。
テスト実行のメンバーですと実感は薄いかもしれませんが、リーダーになってくると非常に大切な考え方になってきます。
テストは、知識を仕入れ上手く組み合わせることによって、どんどん
良くなってきます。
「知は力なり」
といったところです。
テストの7原則のタイトルがちょっと変わった!?
テストの7原則は、JSTQBというソフトウェアテストの試験のシラバス(教科書みたいなもの)に書かれた内容です。
そのシラバスが最近変更されまして……
7原則のタイトルがちょっとずつ変わっています!
作者びっくりです!
印刷出した後に見たので超ビックリです!
ちなみにシラバスはこちらです。
http://jstqb.jp/dl/JSTQB-SyllabusFoundation_Version2018.J02.pdf
テストの7原則の内容は変わってはいません。
タイトル部分が変わっています。
どうなっているかというと……
- テストは欠陥があることは示せるが、欠陥がないことは示せない
- 全数テストは不可能
- 早期テストで時間とコストを節約
- 欠陥の偏在
- 殺虫剤のパラドックスにご用心
- テストは状況次第
- 「バグゼロ」の落とし穴
このような感じで、前に比べてタイトルから内容が推測しやすいような文になっています。
……あとでマンガを描き変えないとですね><