25. バグ票の書き方 その③
環境
環境の書き方は所属するプロジェクト、自分たちのドメイン(※テスト業界では自分たちが取り扱っているもののジャンルな意。医療系とかweb系とか。URLの最初のところではないゾ!)によって書き方は変わってくる。
要はバグが発生したときの使用したモノや状態が何かを示し、相手が再現しやすいように情報を与えるのだ。
アプリ系、特にAndroidなんかは機種による差やOSによる差が大きいので、アプリのテストの時は記載したほうが良い。
再現するしない
バグピンポンと言われているゾ!
仕様の認識の違い、前提条件の違い、環境の違い、手順の勘違い……
そんな「行き違い」から発生していることが多い。
どうしても伝わりにくいときは「動画」をつけるのも手だゾ!
メモの取り方
よく「メモは手書きか、PCか」みたいになったりするけど、
- 「記憶するため」のメモは手書き
- 「記録するため」のメモはPC
がよさそうだ。
自分で覚えるためにメモを取っているなら手書き、議事録のように人に共有する必要があるのならPCといった具合だ。
前から確かに手書きの方が覚えやすい気がする……と思っていたりしたが、海外で実際に研究があったようだ。
両氏は心理科学の専門誌で、手書きでノートを取った学生が記録したワード数は少なかったものの、書く時に題材をより集中して考えたもようで、耳にしたことをより深く吸収したようだと述べた。
半面、パソコンを使う学生は機械的にノートを取り、聞いたことを一語一句そのまま打ち込んでいた。
問題はパソコンを使う人には逐語的にノートを取る傾向があることだ。キウラ氏は「皮肉なことに、速くノートを取れることこそが、ノートパソコンを使って記録取ることの魅力だが、逆にそのことが学習(効果)を台無しにしている」と述べた。
作者は塾講師をしていたが、何か覚えるときには「手を使う」や英語であれば「口に出す」といった俗にいう「五感を使う」みたいなプロセスをはさむ方が記憶に定着しやすい、というのは経験的に見てきた。