67 テストの7原則 その⑦
原則6「テストは条件次第」
この原則での「条件」の意味は、テスト用語である「テスト条件」ではなく、会社を取り巻く環境や状況などの意味。一般的に言われる条件の方。
例に挙げた通り、例えばゲームでのテストと本物のテストは根本から違うのは言うまでもない。
ゲームであれば当たり判定といった機能面の他ユーザビリティといったテスト観点、本物のテストはしたことはないが、人命を守れることが最優先となる確認となるだろう。
他、例えば金融システムとゲームであれば、金融システムの方がよりセキュリティテストに細心の注意を払ったテスト計画となる。
同じようなシステムのテストでも、おかれた状況が違うのであれば、それに応じたテストを考える必要があるだろう。
例えばアジャイルチームにジョインしたのに、テストはウォーターフォールで考えていたのではリリース速度に追いつかなくなりQAがただのボトルネックとなる。
いうなれば「おかれた状況に柔軟に対応する」である。
言うは易し行うは難し、というヤツですね。
そのためには様々なテスト手法や考え方を持っておいて、状況に合わせてそれらを最適に組み合わせて適用する、といった超頭を使うことが大事になってくるゾ。
これ次第
もちろんお金だって条件の一つ。
第三者検証に依頼するならとっても大切な条件。
大体はお金に見合ったメンバーがジョインするヨ。
テスト2日な!
アジャイルチームとかではなく、下流工程のテストを任されている場所のテスト実行者はよく遭遇するヤツ。
テスト実行期間が決まっていて、唐突にドーンと降ってくるんだ。
向こうさんは、テストはサワサワとおさわりすればオッケーな認識で、その段階でバグが出るとかそういうことは頭からは飛んでいる。
とりあえずサワサワ期間があればいいやくらいのノリ。
バグ修正期間が考慮に入っていないので、こちらから数十件バグ報告を上げると、開発の人がヒギャーとなってお泊り会になるゾ。
涅槃
なんか仏教的な言葉。
悟りの境地らしい。
サンスクリット語にするとニルヴァーナでありなんかカッコイイ。