テスターちゃん【4コマ漫画】

ソフトウェアテストの用語、やり方などを4コマ漫画でわかりやすく説明する(予定の)ブログです。脱線も多いです。



プロダクトによらない部分のテストケースはAIで

こんにちは! 作者です。
マンガはどうした!というお声をいただきそうですが、次回は4/25(金)に公開されますので今しばらくお待ちください~。

 

プロダクトによらない部分のテストケースはAIで

ある日の朝会で、SSID(wifiの名前のようなもの)が日本語だと接続できない問題が上がりました。

そこで「SSIDの文字種による接続テスト」をしようとなったので、その場でAIにポイ。

csvで出したので、スプレッドシートにポイ。

1分ほどでテストケースの作成完了です。

 

その場でみんなでレビュー。

期待結果の「正常に接続できること」はプロダクト自体の挙動を与えていないので「それはそう」ではありますが、文字種のパターン部分は人が出しても大体同じでした。(加えるとしたら別言語パターン)

そのほか、接続エラー時の挙動やステルスSSIDなどの接続テストも必要だけれど、今は文字種での接続目的のテストなので別途テストです。

 

朝会が終わるまでに「SSIDの文字種による接続テスト」のテストケースはレビューを含めてサクッとできあがったのでした。

 

プロダクトによらない部分のテストケースづくりはAIでよさそう

「まつさん、何を食わせたのですか?」

と聞かれたのですけど、ブログに書いた通り「文字種でパターンを出して」しか与えていません。

今回のSSIDのように、プロダクトに依存しない一般的な部分については別途資料を与えずともパターンを出してくれそうです。

他にログイン時や入力ボックスへの入力パターンも出せそうです。

プロダクトに依存する部分(制限文字数など)を含めたい場合はプロンプトやドキュメントで与えてあげる必要は出てきます。

 

全体的にまとめてテストケースを吐かせるとパターンが雑になるというのは今のところ観測していて、今回の様にプロダクトに依存しない部分、一般的によくありそうな部分を切り出してケース作成もよさそうな作戦です。

そうですね……AIを新人さんに例えて「新人さんに作成を任せるならどのケース?」なんて考え方をしても面白いかもしれませんねw

 

今後はMCPとつなげてテスト実行……と夢が広がります!