122. テストプロセス その④
テストプロセスは「アジャイル開発だから向かない」は関係がない
今回の話は前回ブログに書いた内容についてです。
最初マンガには「私たちアジャイルなの!」みたいな感じで話を進めていたのですが(これ燃えそう……)と思ったの色々書き換えて今の形になりました(笑)
テストプロセスがいかにも流れっぽく見えるためか、はたまた重量級プロセスに見えるためか、ウォーターフォール開発用のプロセスのような勘違いがあるようです。
テストプロセスの説明をその昔の現場でしたとき「アジャイル開発だから向かない」と言われたりしたものです。
マンガでも描いたように、テストプロセスは開発手法には全く何も関りがないです。「良いテストをしたいならこういう活動をしたほうがいいですよ」という一連のテスト活動のセットみたいなものなのです。
このお話をすると今度は「時間がない」という話が出てきたりします。
これも捉え方で、テスト計画をガッチリたてなきゃ…分析もガッツリして設計も技法を使って…みたいな、自分の頭の中で超重量級プロセスに仕立て上げているように感じます。
その結果
「テストプロセスは重すぎて時間なくてできないから、テストは実行時に仕様書をなぞればOK!」
と思考停止してしまっては元も子もありません。
そういった方に作者がお伝えしたいこととしては「考える」です。
あなたが忙しいことはわかっています。まずはドキュメントは残さなくていいので「考えて」みてください。
この機能、こういうことをテストしなきゃな。
けど、それをテストするにはどんな感じで進めればいいんだ?
こういうパターンの確認もしといたほうがいいな。
その辺テストするなら開発側にお願いも必要だな。
見つけたバグ修正期間のことを考えるとこの辺までに基本的なことは見ておかなきゃな。
これらは計画ですし、分析ですし、設計です。
考えるだけならその日の朝のコーヒータイムにもできます。
けどそれでテストのクォリティが上がります。
0か1かの思考で、できないなら一切やらない、が一番悲劇を生むパターンですのでお気を付けください。
ウォータープルーフ
たぶん開発中に汗をかいても落ちません。
最後のシーン
はい、エヴァです。
「本番環境、完全に沈黙!」は聞きたくないですね(笑)