111.テスターの一日 その②
こんにちは。作者です。
組織によって「ウチはスクラムで開発もテストもワンチームだよ!」というところもあれば「開発とテストは別組織」という場所もあるかと思います。
作者は開発とテストが別組織の経験の方が圧倒的に多いので、そちらのパターンで描いていこうと思います。
あと、これから紹介していく「テスターの一日」は飽くまで一例!
「他社ではこんな感じやってるところがあるのかー」くらいの気持ちで読んでくださればです。
朝会はこんな感じ
きゅんちゃんたちの組織ではJiraのカンバンボードを見ながら、その場でスタンディングミーティングをしていることをイメージしています。
作者はその昔は壁に直に付箋を貼っていました。
jiraといったところでの管理でもよかったのですが、見るために「一回ボードに遷移する」というひと手間挟むのですよね。
そのちょっとしたワンクリックの差なんですけどね。
壁に直に貼ってあると顔を横に向けただけでタスクがどうなってるか見れるので重宝していました。
あと、タスク終わった後席から立って直に移動するのも切り替え感があったりしました。
それに見えっぱなしになっているから、みんながふとしたタイミングでタスクを意識したり、みんながトイレついでに他の人の状況を把握できたり(テスト実行だけしてると他の人何してるかよくわかんなくなるんですよね)と"shared understanding"な状況を作っていました。
朝会での報告は「進捗を妨げていること」
リーダーをしてると知りたいことは「タスクの進捗を妨げていること」「困っていること」です。
その障害を取り除くためにリーダーが各所に連絡取ったり、サポート体制を変えたり、その日の予定を変更しなければいけません。
進捗報告については、リーダーは常にテスト進捗とにらめっこしているので少人数チームならほぼ把握しているかと思います。現場によっては朝会でわざわざ再確認しなくても良いかもしれません。
タスクは優先度順に積んである
手があいたらバンバン次のテスト実行をしてほしかったりします。
そうなってくると、TODOのタスクが優先度順に並んでいて上からバンバンとっていってもらえると嬉しいわけです。
この辺の設計ができてないと
「まつさん、次何すればいいですか?」
となったり(それはそれで状況に合わせて指示できるので嬉しくはありますけどね……)
「特に指示がなかったので違うことしてました」(よくある)
となったりはします。
作者が朝会までにやっていたこと
テスト実行は毎日状況が変わります。
特に切羽詰まった案件なんて状況がコロコロ変わる上に、一手間違えると死に直結します。
そんなわけでテスト当初に考えていた計画通り、最初に積んでたTODO通りにテストは大体進みません。
作者は毎朝出社するときに
「あそこはバグでテストがとまったからアッチに移ってもらわないと……」
「あの機能のテストが遅れてるから、手があきそうな〇〇さんにフォロー入ってもらうか……」
「あっちの機能でバグが多発してるから、先にそこら辺のテスト進めてバグ出しておかないと開発の修正期間とれなくなるな……」
こんな感じで作戦を立てながら歩いていました。
そうなると、毎朝TODOは組み替えていく必要があります。
作者は毎朝その日の作戦などはチャットに記載、朝会で説明していました。
海外にて
作者は中国で3年くらいテストしてたんですが、始業時間(当時9時)ちょうどに朝会を入れたら
「朝来ていきなりMTGできるか!!」
って暴動が起きました。
みなさんも注意しましょう(爆)
描いている様子を動画に撮ってみました
使っているマンガツール「clip studio」の機能で描いている様子を撮影しました。
だがしかし。
画面全体の録画になっているので、マンガの説明にはこの方法は向かないかも……。
アップにしたらとてもぼやけました(^-^;