悩みごと
作者の考えではありますが、悩みごとはマンガに描いた通り「思い通りにならないこと」を頭の中でグルグルさせているんだと思っています。
例えば
「〇〇さんは自分のことをどう思ってるんだろう……う~んう~ん」
などでしょうか。
相手が自分のことをどう思っているかなんて正直わかりません。
なんだけど、自分を良く見せるためのアピールはできたりしますね。
このように悩みごとは二つの部分にわけられるかと思います。
- 自分ではどうにもできない部分
- 自分でコントロールできる部分
自分ではどうにもできない部分は、何をどう考えても答えが出ない部分です。
ここについていくら思いを巡らせても、「どうしようもないけどどうしよう」と考えている無限ループ状態です。
悩みごとがグルグルしている状態の時は大体上のようなことをしています。
なので
「じゃあ、自分でコントロールできるところはないかな?」
と悩みごとを分解してあげましょう。
自分がコントロールできる部分があるなら、そこにフォーカスをしてあげると、自分がどうしていけばいいかも見えてくるというものです。
言うは易し行うは難しでもありますが、こう考えるだけでもだいぶラクになりますよ。
自分ではどうにもできない問題の対処法
例えば人のこと。
例えば突然の災難。
例えば過去の出来事。
自分ではコントロールできない問題の例を挙げてみました。
これらには以下二つの対応しかないかと考えます。
- 受け入れる
- あきらめる
これらは、どうにもできないことに対して自分の中でケリをつけています。
自分の中で答えを出したとも言えるでしょう。
悪手は「考えない」でしょうか。
これでは自分の中ではまだ終わってないんです。
終わっていないと、いつまでも心の中に巣くってしまいます。
受け入れる
起こってしまったことは仕方ない。
なるようになるさ。
これができるのが一番ラクになるかと思います。
「腹を決める」なんて言い換えられるかもしれませんね。
こういった話をするときにたまに出る話が、良寛の以下の言葉です。
災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬる時節には死ぬがよく候
是はこれ災難をのがるゝ妙法にて候
意味はこんな感じです。
「災難にあったら慌てず騒がず災難を受け入れなさい。死ぬ時が来たら静かに死を受け入れなさい、これが災難にあわない秘訣です」
なんてヒドイことを言うんだ!という人もいるかもしれませんね。
腹を決めて現実を見捉えることが、悩みや迷いから抜け出る最良の方法ですよ、といったお話です。
あきらめる
あきらめる=ネガティブ=避けるべき選択肢!と考える人も多いことでしょう。
けれど先述の通り「自分の中でケリをつける」という非常に重要な選択肢です。
「損切り」とも言えそうですね。
「もういいや。終わり終わり」
時にはあきらめることによってケリをつけることも大切です。
人はなんでも受け入れられるほど強くはありません。