92. テストの目的 その④
欠陥を防ぐため、要件、ユーザーストーリー、設計、およびコードなどの作業成果物を評価する。
JSTQBの2018V3.1.J02に書かれているのは上の通り。
V3の最初は「欠陥の作りこみ防止の話」と「作業成果物の評価(レビュー)の話」が別々だったけど、今はマージされていますね。
「欠陥の作りこみ防止」については、レビュー、つまり静的テストを行うことによって欠陥を防ぐ、というのがあります。
シフトレフトというやつですね。
あとはマンガに描いた通り、継続的な開発においてはこれまでのテストの情報、中でもバグの情報をレビューに活かすことができます。
バグから観点を出す
最初は
「バグを原因分析して、その分析結果を……」
みたいに描こうとしたけれどやめました。
「分析」って書くと
「うわぁあぁ分析!! 雰囲気とんでもなく難しそう!! スゴク超重量級プロセスで1か月くらいかかりそうだしスキルないしやり方わからないしそんなことやってる時間無いからムリムリムリムリ!!」
と全力拒絶反応が返ってきそう、というか昔はよく返ってきてたので、簡単そうなところで書きました。(原因からおさえて再発防止、ではなく観点として取り入れチェック項目として使う的な)
みんな、すんごい難しそうなところから入っていって結局メンド…重くて業務フローに取り込めず情報の再利用自体をしなくなるので、簡単なところから手を付ければいいと思うわけです。
バグを使い倒す
マンガに描いた通り、バグは修正タスクだと思ってる人は多くて「直して終わり」という感じ。
まぁそれはそれで別にいいんだけど、せっかくバグトラッキングシステムに登録されているんだから、その情報は最後まで美味しくいただけばよさそう。
レビュー観点もそうだし、エラー推測でケースを作る時に使うのもあるし、探索的テストのときによく出るバグツアーを組んでもよさそうだし、どんな機能にバグがよく出るんだろうという傾向を見て「欠陥の偏在」を利用して次回の攻め方を考えるのだってアリ。
ただただ放置はもったいないよ!
S字立ち
1コマ目のリーザ主任の立ち方はガンプラを参考にした!(爆
S字立ちはガンプラを作ってる人なら知っておいた方がいい立たせ方。
立ち姿が格好良くなる。
なんだけど、調べて分かったのは絵師界隈だとS字は違う意味で使われていそう。
腰をクイっとひっこめてお尻を出すセクシーな姿とか。
これはガンプラのS字立ちはおしりが引っ込むので、逆方向のS。
あと立ち姿の正面から見てSの字に見えるように体をひねるといい、といった感じ。
所変わればというヤツですね~。