75.仕様の把握のやり方その⑤
マインドマップを使った仕様把握
やり方は次回から説明をするとして、今回はメリットのお話。
まずはグループ化。
枝を使って情報を階層化して描いていくことができる。
あとだしの情報を見つけたときも同じ枝に追記したりしながらまとめていけて便利。
そして発想。
枝を描いていくと「あれはどうなんだっけ?」「こういうことも考えられるな」「あそこと関係あるんじゃないか?」といったことが思い浮かんでくる。
これはマインドマップの本来の使い方でもある。
枝の流れを使って、「思考のプロセス」を描いていくこともできるゾ。
個人的に一番のメリットだと思っているのが「全体俯瞰」
マインドマップは基本は1枚の紙で表すので、そこに全体の機能がまとまっていて俯瞰できるようになる。
細かなところの理解も大切だけれど、やはり大きい全体像をおさえるとその後の把握も楽になる。(頭の中に全体像の枠ができて、そこに追加情報が収まっていくような感覚……という感じを作者は感じている)
あとは「共有」
できたマインドマップを共有することで全体像の把握に役立てたり、描いた人が読み取った「行間」や「気になること」を共有できたりする。
マンガでも書いたけど、誰かが書いたマインドマップを見て仕様把握することは止めておこう。
書き手の主観が入っているからだ。
やるならば、みんなで描いて共有。
そうすると「あーたしかにこういうこと考えなきゃいけなかった!」といったことがみんなに共有できるゾ。