73.仕様の把握のやり方 その③
三色ボールペンで読む仕様書
このお話の基になっているのは鈴木三紀夫さんの「三色ボールペンで読む仕様書」です。
ブログ、あとはソフトウェアテストプレスvol2に載っています。
仕様書を読むとき、仕様書にボールペンで書き込みなどをしていく方法です。
- 赤……客観的に見て、最も重要な箇所
- 青……客観的に見て、まぁ重要な箇所
- 緑……主観的に見て、自分が面白いと感じたり、興味を抱いたりした箇所
または
- 緑……主観的に見て、おかしいと感じた箇所
違和感や疑問、頭に浮かんだ言葉をスルーするのではなく、緑のボールペンで書き込んでおきます。
作者も実践しようとしたのですが、作者の今まで在籍した会社では仕様書印刷は無理だったりしました。(コピー代とか色々ありまして……)
結果としてメモに書き込む方法を行っていました。
(今はマインドマップをメインで使っていますが、それはまた次回)
メモに、大事な場所、機能を書き出したり、あとは自分の考えを書き出しながら読み込んでいます。
ただ読んでそのまま写しても、言うなれば授業中の黒板の板書と同じで頭にゃ入っていません(爆
ただ書き写すのではなく、大事なところをピックアップ、あとは自分の感じたことを書くことが重要です。
こんな感じで「ちょっと手と頭を動かす」と記憶の定着や理解度があがります。
もちろんこれらを三色ボールペンで行ってもよいかと思いますが、近頃あまり三色ボールペンは見かけない気がします(^-^;
行間を読む
仕様書は魔法のバイブルとかではなく、特に書いてない場所があって暗黙の「書かなくてもわかるでしょ?」的なことがあったり。
それら書いていないことを読み取るという芸当が必要になってきたり。
「メールアドレスを登録できる」
みたいな仕様があるなら
「メールアドレスのフォーマットに沿っていない場合、それっぽいエラーメッセージがあるんだろうなぁ」
いうことが読み取れたり
「エラーは"次へ"のタイミングでボックスの下に赤字で出すのか、ポップアップで出すのか…」
なんて疑問に思ったりとあります。
(困ったら作ってる人に質問しましょう。コミュニケーション大事)
行間を全くに読まずにテストをすると割と大変なことになる。
ちなみに行間を読まずに開発すると「仕様になかったのでエラーは出ません」みたいになるゾ!(何度か遭遇した)
下のツイートに載せた池田暁さんのスライドが一番わかりやすいかと思います。
尊敬する池田さんの超わかりやすい資料を貼っておくhttps://t.co/901sYDrNhn pic.twitter.com/Y1Cfmz1tga
— Matsu(まつ)@Tester-chan (@mty_mno) June 7, 2019
仕様書は何度も読む
一回で理解できるならそれでよいかと思いますが、何度も何度も繰り返して読むことになるかと思います。
そのたびにメモに追記が増えていくかと思います。
それでいいのです。
気づきが増えているのは理解度があがった証拠です。
把握したかどうかの確認
わかったかどうかの確認をしたいときは人に説明するのが一番!
だけど説明する人がいない……
そんなときは「ラバーダッキング法」なんていうのがあります。
やり方は簡単。
「自分が把握したことを声に出してラバーダック(アヒルのおもちゃ)に話しかける」
ようは独り言ですねw
会社だとほぼ無理なので、家でやるのがお勧めです。
最初は部屋だとしても声を出すのはとっても恥ずかしいですが、慣れます(爆
作者の場合は嫁に話しかけます。脳内嫁ですが。
味噌カレー牛乳ラーメン
青森のB級グルメの一つ。
観光客の人がよく食べるラーメン。
地元の人はほとんど食べないと思われる。
味はカレーに牛乳を多めに入れたバター風味を加えた感じです。
カップ麺も出ています。
……好みは別れると思う……。
作者は煮干し系が好きw
【大田さん】「りんちゃん、のびるお」
大田さんのこの言葉!
ラーメンが伸びることを心配しているわけだが、さらにその裏には「ちょっとちょうだい」って気分も隠されているゾ!