36. 探索的テスト その⑥
探索的テスト:セッションベースドタイプ
探索的テストで、スケジュールを組みたかったり、どこまで網羅したか知りたかったり、進捗の管理をしたかったりしたい……とマネジメント的な観点から考えると「セッションベースド」タイプのテストがいいゾ。
セッションベースドテストマネージメント
上記に書いたマネジメントのことを「セッションベースドテストマネージメント」という。
セッション
面倒くさくいうとタイムボックスで区切った探索的テスト。
要は探索的テストを時間で区切って、そのひとかたまりのことを「セッション」というゾ。
時間で区切るのでマネジメント側としてはスケジュールが組みやすくなったりする。
ミッション
そのセッション内でのテストの目的だ!
ゲーム的に考えると……
『――えるか? 聞こえるか?』
「ああ大佐、聞こえている」
『今回のセッションでのミッションは"画面遷移部分が正しく機能しているか"だ』
「"正しく機能しているか"だって? "正しく"が何を指しているかわからんぞ」
『わかっている。どこかに"画面遷移図"があるはずだ。まずはそれを探せ』
「そこからか……」
『以後"砂漠の針作戦"と呼称する。健闘を祈る』
デブリーフィング
セッション後にどんなことがあったかを報告して、次の方向性を変えたり、リーダーが進捗を把握する。
軍事用語で「作戦後会議」のこと。
ちなみに「作戦前会議」がブリーフィング。
それにしてもIT系は中二病患者が多いのか軍事用語が多い気がする。
(作者は中二病説を押したいが、ネットの出生自体が軍からだともまことしやかに言われている!)
Deployとか。
Apacheとか。
DMZとか。
あとなんだろう(爆
のんびり一つずつ
>教える人へ
新人さんは一気にいろんなことを言われてもついていけないゾ。
自分たちがわかってるから「これくらいわかるでしょ」みたいなノリで進めるのはやめよう。
教える目的は「新人さんに"覚えてもらう"こと」
新人さんがついてこれないのに話まくって、はい終わり、だと目的は達成できません。
新人さんの立場に立って、足並みをそろえて進めましょう。
>新人さんへ
迷惑をかけるから早く覚えたい。
焦る気持ちはわかります。
けど先輩たちも、すぐさま皆さんがバリバリできるとは思ってません。
自分たちもそうだったように、何度も失敗して覚えていくことをわかっています。
ゆっくりでいいのです。
ひとつずつゆっくり、かみ砕きながら覚えていきましょう。