34. 探索的テスト その④
探索的テストのタイプ
基本的には以下の3タイプに別けられている。やり方は様々だから一例かと思うが、分類するとこの3つには当てはまりそう。
- テストチャータを使うタイプ
- フリータイプ
- セッションベースドタイプ
探索的テスト、と聞いてみんなが思い浮かべるのが「テストチャータを使うタイプ」かな、と勝手に思っていたり。
それぞれの詳しい説明はマンガ中で行います。
マンガ中では「セッションベースド」を詳細に行おうと思っているゾ
(作者が一番使う方法なのでw)
テストチャータを使うタイプの探索的テスト
「探索的テストに方向性を持たせたテスト」だ!
管理側としてはフリーよりも管理が楽になるし、気になるところも見ることができる。
テストチャータを使うタイプの探索的テストのやり方
- お題(目的、ミッション)を決める。テストの方向性だ!
- 目的達成のための指針とか資料とか補助となるものを用意する。(テストチャータ)
- 「さぁ、目的を意識しつつ資料を参考に進め!」とやる
- 場合によってはやったことのログを取りながら進む。(テストした証拠を残しながら進む場合など)
- ある程度終わったら状況報告
- 状況報告を聞いて、お題を変更(気になったとこ、弱いとこなど)し、繰り返す。
テストチャータ
テストの目的達成のための方針やら目印やら。
テストの方向性を決める「何か」といった感じ。
ミッションだったり、資料だったり、アイディアだったり。
テストチャータの粒度が荒いと、大雑把すぎてどっちに進んでいいかわからなくなる。
粒度が細かすぎるとテストケースと変わらなくなり自由度を奪っちゃうゾ。
テストチャータを使うときの例
以下資料を参考している。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/jj620911(v=vs.120).aspx
中岫さんの資料の方が断然わかりやすいですw
探索ってどういうこと? from tef-do
- ガイドブックツアー(別名F1ツアー。マニュアルに着目)
- マネーツアー(お客さんにでもする手順に着目)
- ランドマークツアー(遷移に着目)
- 知的ツアー(境界値などエラー処理系に着目)
- FedExツアー(データのライフサイクルに着目)
- ガーベージコレクターツアー(画面や機能を渡り歩く)
- Bad Neghborhoodツアー(バグがあるところを狙う)
- ミュージアムツアー(古いコードの部分に着目)
- 裏通りツアー(ユーザーに注目されていない機能に着目)
- オールナイトツアー(ファイル開きっぱ、アプリつけっぱ、といったやりっぱに着目)
- スーパーモデルツアー(UIに着目)
- カウチポテトツアー(最低限の操作で機能を使ってテスト)
- 強迫性障害ツアー(同じ操作を繰り返すことに着目)
ホワイトボード
作者は昔塾の先生をしていたが、よくホワイトボードで字を真っすぐに書く練習をしたものです(しみじみ
意外と真っすぐのラインで字を書くのが難しいのです。