32 探索的テスト その②
探索的テストの参考になる資料
資料に関しては以下を参照しておりますmm
http://jasst.jp/symposium/jasst14kyushu/pdf/S3.pdf
(高橋寿一さんの資料が個人的には一番わかりやすいかと思っています)
探索的テスト
このマンガではCem kanerの定義を使っているゾ。
探索的テストの言葉は、まだそれ自体がフワッとしている感じ。
マンガに描いた通り大枠はあるけど「コレ」といった定義はまだ議論中のよう。
資料を追いかけまわる難しい言葉が並んでいて余計に混乱してしまったりするので、
最初のうちは……
「コレコレをこうやったら、きっとこうなるだろう」
といった推論を立てながら、
実際にそれを実行、そして
「ほーれやっぱり引っかかったー! ははーん、そこが弱いのね。ほうほう、なら次はこれでどうよ!」
といったサイクルを回していこう。
この辺の試行錯誤が経験として蓄積され、そのうちテスト設計部分に活かせるようになるゾ。
慣れてきたら、探索的テストが詳しそうな人(かつ優しそうな人)を捕まえて話を聞いてみよう!
きっと経験を聞いた後にかみ砕いて教えてくれる……はず!(ぉぃ
探索的テストのやり方
探索的テストを調べる人は大体「やり方を知りたい」ではないか。
だがしかし!
探索的テストの言葉の意味も広く、各社やり方が違ったりして、これまた「コレ」という方法はない。
テスターちゃんでは作者のところの方法を記載していく予定だ!
(セッションベースドの探索的テスト)
これもまた一手法にしか過ぎないわけだけど、参考になれば幸いなのですw
探索的テストで見えるテストのスキルの差
飽くまで個人的にだけれど、探索的テストでテストのスキル差が出るように見えている。
探索的テストはマンガに描いたように、どうすればどうなりそう、といったテストの知識やデバイスの知識、似たようなアプリの知識など、テストに必要な環境や経験値が集積されている必要がある。
かつその集積された知識を知恵として利用できる必要がある。
それらができないと「バグの狙い撃ち」ができないのだ。
ちなみに「ゴッドハンド」と呼ばれるアプリを触るだけでバグが出る人――いわばセンスがいい人――がいるわけだが、そういった人も結局は無意識のうちにこれまでの経験に照らし合わせることができ、知恵を利用できている……と考えている。
(ただし無意識のため、自己の思考経路がわからず、結果的に場当たり的になっていたりする)