96. テストの目的 その⑧
これでテストの目的は最後です。
最後にもう一度一覧を出しておきますね。
- 欠陥を防ぐため、要件、ユーザーストーリー、設計、およびコードなどの作業成果物を評価する。
- 明確にしたすべての要件を満たしていることを検証する。
- テスト対象が完成したことを確認し、ユーザーやその他ステークホルダーの期待通りの動作内容であることの妥当性確認をする。
- テスト対象の品質に対する信頼を積み重ねて、所定のレベルにあることを確証する。
- 欠陥や故障を発見し、ソフトウェアの品質が不適切になるリスクレベルを軽減する。
- ステークホルダーが意志決定できる、特にテスト対象の品質レベルについての十分な情報を提供する。
- 契約上、法律上、または規制上の要件や標準を遵守する、そして/またはテスト対象がそのような要件や標準に準拠していることを検証する。
このテストの目的が、自分たちのテストに全て当てはまるわけではありません。
そしてどれか一つ、ということもなく複数の目的が含まれるかと思います。
ただ「バグを出す!!」とか「仕様通り動いているかチェックして終わり」とかではなく、自分たちの行っているテストは今何を目的として行っているか、を意識してみましょう。
何となくやっていて「なんでコレやってるんだろう……」なんて目的がわからない場合は……実はテストではなく、ただ触ってるだけかもしれませんよ!
目的を意識する
これはテストだけではなく、仕事もそうですし、自分の人生にだって言えるかもしれません。
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